耐水圧3,000mmミニマム

通常、耐水圧は生地の平均値を表記します。しかし測定した部分によって耐水圧が異なっていては正しい結果とは言えません。そこでスノーピークでは「ミニマム」という表記を使用しています。これは生地のどの1点を測定してもその最低耐水圧を保証するという意味であり、「耐水圧3,000mmミニマム」は全てにおいて最低耐水圧3,000mmを約束することを指しています。「ミニマム」は、スノーピークの生地に対するこだわりを現したスペックなのです。

リビング環境を最適化するシールド加工（遮光ピグメントPU ）

シールド加工概念図

シールド加工のある幕体を使用した事のある方なら、その効果を実感して頂いていると思いますが、加工しているも物としていない物を比較すると、快適性の違いは歴然です。

シールド加工は生地を通す光を軽減し、加工が施されていないタープよりも体感温度が低くなります。

HDタープ "シールド" レクタにおける気温測定検証

気温35〜45度という暑い中で、"シールド"の温度を測定してみました。ノーマルとシールドそれぞれのタープの下にセットしたテーブルと、直射日光下に置いたテーブルという計3か所で測定してみました。その結果、シールド加工を施したタープはノーマルより2〜4度低い温度差がでました。（※測定の数値は検証環境によって変わります）

サイズ

稜線部から剥ぎ目を避けた高い防水性

HDタープシリーズは5枚の生地を使って贅沢に縫製し、稜線部の剥ぎ目をオフセットしてあります。それにより、雨水が円滑に流れ落ちていき、高い防水性を発揮します。

衝撃による力を逃がして強度を保つ

ポールジョイント用の三角金具とウェイビングベルトは、ヘキサの形状上コーナー頂点に備わる三角力布のセンターに外に向けて縫製されています。タープにかかる衝撃を三角金具〜ベルト〜力布の三段階でにがします。

衝撃を吸収し、散らして逃がすことによって強度を保ち生地を守ります。上下方向の力はウェイビングベルトの上下動、左右からの力はねじれで対応します。

タープは上から押さえつけられたり、下から煽られたり、上下方向から大きな風の影響を受ける。その衝撃をウェイビングベルトが吸収し、ポールとロープに分散する設計。

コーナー部分の補強が張りの美しさを決定

風に揺られて上下動の激しいヘキサのコーナー部分にも大型三角力布を丁寧に縫い込んで補強しています。

ウィビングベルトは強度の高いボックスステッチが施されています。美しい張りを実現するためにヘキサのコーナーは張り綱によってテンションをかける部分でもありますが、強いテンションにも負けない構造です。

高いスペックを持つヘビーデューティーな生地同士は、3枚に折り込んで重ね合せ、その上からWで縫い込んで縫製、縫合が行われています。縫合部分は防水性はもちろん耐久性もあります。

すべての剥ぎ目の縫製は段が下向きになるように巻き込んで縫われています。これにより、縫製部分の段差が瓦状になり雨水がスムーズに流れ落ちます。

縫製部分に裏側からシームテープを圧着し、二重三重の厳重な防水対策がなされているので雨の日も快適に過ごすことができます。