西林 正志

◎待望の汎用インナーテント

◆メインアイテム
シェルインナーDUO

いつでもどこでも快適な寝室を作り出せるシェルインナーDUO。
過去に販売されていた名作が大幅リニューアルされて遂に復活しております。
もとより私自身が再販を待望していた製品となります。その理由はやはりランドステーション にも対応しているというところ。

前製品からの最大の改善点としては、設営の容易性にあるかと思います。
全てのフレームがショックコードでつながっており迷う間もありません。
フレームを全て繋げたら、インナー本体の四隅のグロメットに差します。天井部のグロメットにもフレームを差し、フックをフレームつけて空間を広げてあげるともう完成です。

インナー内部にポールを通せる斬新な構造で、ランドステーションやランドベースにも使用できます。ポールを挟んでキャンピングマット2.5wがちょうど2枚入る無駄のないサイズ感。

自身愛用のゼイズPro.で使用したのが4〜7枚目の写真です。付属のインナーテントを使用した場合は、ゼイズの特徴でもある前後4カ所の側面ドアパネルのうち、インナーテント側の2箇所が塞がり機能しなくなってしまいますが、シェルインナーDUOを使うと寝室側にも外へ出る通路ができます。ミニマルな幕だからこそ動線をより多く確保したいところですが、シェルインナーDUOが叶えてくれました。

前後の壁面の立ち上がりもよく考えられた設計です。入口側はほぼ垂直、後ろ側の角度が絶妙なので、他の様々なシェルターにビルトインした際もリビングスペースは最大限確保しつつ快適な寝室空間を作ることができます。




ここから話が逸れます。そんなつもりじゃないのに…

アメニティドーム等のインナーのように、長いフレームをスリーブに差して、湾曲させて建ち上げることがないため、省スペースでの設営が可能。お家の中でも容易に設営ができます。なので、これは将来的にやってみたいなぁと思う使い方なんですが、家のリビングの一角にでも設営して、お子様のプチキャンプ遊びなんていう使い方、めちゃくちゃありだと思っています。

私自身幼少期から少年期まで、夏休みには家の倉庫の奥に眠っていたおんぼろのテントを、家のなけなしの庭に設営して、夜はそこで兄貴と2人で寝たり、時には1人で寝たりしていました。昼間もテントの中でひとりぼっち、宿題をしたり三島由紀夫の"潮騒"という小説を何度も何度も読んでいました。
今思えばだいぶ変わった陰気な子供。ご想像通り友達は多い方ではありませんでしたが、そんな陰気な自分のこと全然嫌いじゃないんですよね。

テントという自分だけの空間で、敢えて外の世界と遮ることで、その時だけでも何となく自立した気になって自信がついたり、本を通して語彙力や想像力が身についたり、兄弟の絆が深まったり。

子供ながらに、他のみんなが知らないであろう豊かさを感じている自負がありました。

皆さんのお子さまがどう育つかまで責任は取りかねますが…シェルインナーDUOを使って敢えて自分達から遮ることで、シェルインナーDUOからひとまわり成長して出てきてくれるような気がしませんか?


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