西林 正志
171cm

◎究極のソロテントで迎える贅沢すぎる朝

◆メインアイテム
ミニッツドームPro.air1

【究極】
なにを持って究極なのか、人によって違うし、どれも正解かと思います。

以前私は別の投稿で、スノーピークのソロ幕である"ラゴ1アイボリー"を【孤高】と表現しました。狭小なスペースに必要最低限の機能を詰め込み、外で寝るという行為にとことん向き合う幕。


そう考えると、やはりミニッツドームは【孤高】ではなく【究極】という言葉が相応しいと思います。テントに求める要素、以下6角形のバロメーターがあるとして、ミニッツドームは全てをバランスよく備えたオールラウンダー。ラゴ贔屓の私ですが、先日久しぶりにミニッツドームを使って改めて実感した、認めざるを得ない彼の魅力をご紹介します。


⚫︎軽量性
重量僅か2.95kg。生地•フレームは強度を保ちながらも軽量性に拘り、積載•運搬•設営にかかるエネルギーを最小限に抑えます。徒歩や自転車でのキャンプにも使える軽量コンパクト設計です。

⚫︎速乾性
これは意外と最大のメリットかもしれません。Pro.airシリーズ特有の抜群の速乾性。雨の多い夏場や、結露が多く気温の低い冬場は特に、乾燥撤収できるかの不安が常にキャンプには付きまといます。生地の乾きが速いと、多少の雨予報でもキャンプに行ってやろうって思える。この安心感は言葉以上に大きいです。

⚫︎容易性
名前に"ミニッツ"とあるように、正に一桁分(ひとけたぷん)での設営が可能。上記の軽量性もそのための要素のひとつですが、最大のポイントは2本のクロスフレームの片端が行き止まりになっているところ。グロメットにフレームを差すためにあっちこっちへ移動する必要がなく、フレームを行き止まりまで差し込んでそのまま湾曲させ、すぐ手前のグロメットにフレームを差せば、一瞬でテントの建ち上げが可能です。


⚫︎通気性
テント側面には荷物の出し入れができる大型のベンチレーションがあり、インナーテントの側面もメッシュにすることができるので、オールシーズン使える通気性を備えています。


⚫︎耐風性
小型ながらフレームの交わる点が3ヶ所あり、フレームが互いに支え合い風を凌ぎます。
フレームは超々ジェラルミンと呼ばれる、軽量性と柔軟性を兼ね備えた超高強度アルミニウム合金製。琵琶湖西岸特有の突風にも難なく耐えてくれます。

⚫︎居住性
最後にこれです。ソロテントと呼ぶには贅沢すぎる寝室スペースと前室の広さ。寝室は実際2人まで対応できますし、豊富な小物入れポケット付き。雨が降ろうがこの前室があれば濡れずに食事の調理もできてしまいます。ドアパネルを跳ね上げれば更にリビングスペースは広くなり、もうこれミニミニツールームシェルターやんっていうぐらい広いです。


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なんて欲張りな幕……そんなこんなで、夢の中でもミニッツドームの魅力について、改めてなるほどなるほどと整理していたので眠りは非常に浅く、外がうっすらと明るくなるのを感じてドアを開けると、目の前にはえも言われぬ圧巻の朝日。
これだから琵琶湖西岸のキャンプは堪りません。でも眠い。すぐ乾くミニッツドームだからこそ、早めに撤収して帰って爆睡、そんな本末転倒なキャンプでした。


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