西林 正志
172cm

◎ランドステーションの張り方バリエーション

変幻自在に形を変えて愉しめるスノーピークの言わずと知れた銘品【ランドステーション】

天候や風向きの変化に柔軟に対応することで、自然との【対峙】と【共存】を同時に実感できる唯一無二のボックスタープです。

張り方は100通りを超えるとされており、跳ね上げ用のポールの長さを変えるなどすれば、おそらくほぼ無限大のバリエーションがあります。

「この張り方をしよう!」と決めて臨むキャンプもあれば、現地について直接サイトの形状や広さを見てから決めるパターンもあります。


今回はとあるキャンプでの張り方のご紹介。
場所はスノーピーク箕面キャンプフィールドです。


写真1枚目から5枚目。
前後のパネルはウッドポールでそれぞれ260cmと210cmで跳ね上げたあと、両サイドパネルのファスナーを開けて側面の頂点の辺まで全て巻き上げていきます。
シェルインナーDUOを配置した側はサイドパネルをつけたままにして、急な雨でもインナーが濡れないように対処しておきます。
めちゃくちゃに開放的で、どの角度からみてもカッコいいイカのような設営。


ところが夕方になり気温が下がってくると同時に、箕面キャンプフィールド特有の谷風が吹き始めました。体感温度は下がり、普通のタープでは中々厳しい環境に変化。普通のシェルターなら、単純に中に篭ろうかという思考になると思いますが、できることならずっと自然を眺めていたい僕は、基本的にお籠もりが好きではありません。
そんな時でもランドステーションは僕の願望を叶えてくれます。


写真6.7枚目。
そんな願望の成れの果て、結果的にこんな訳のわからないイカみたいな張り方になります。
巻き上げたサイド部分はそのままに、跳ね上げていた風上側のパネルはクローズにして風を防ぎ、もう片方の跳ね上げは高さを140cmまで落として風の抜け道と動線と景色を同時に確保。この非対称感堪らなくないですか?


キャンプは自然の美しさだけでなく、厳しさを目の当たりにして自分のちっぽけさを思い知るには最高の趣味です。でも時にはその厳しさにちょっと抵抗して、そんな中でも自分の【やりたい】を優先してみるのもキャンプです。


ランドステーションは自然の過酷さと、自分のやりたいことにいつも折り合いをつけてくれる、そんな存在。
おこがましいようですが、自然を操っているようなそんな錯覚にさえ陥ることができます。


どんなヘンテコな張り方をしても、そこに【意図】があればかっこいい。そんな不思議やタープです。


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